「酔李白図」
曽我蕭白
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- 作家名
- 曽我蕭白
- 作品名
- 「酔李白図」
- 寸 法
- 本紙:98.6×33.0cm
総丈:170.0×50.0cm - 手 法
- 絹本・墨
- 備 考
- ・画面右下に「曾我蕭白筆」・印「蛇足軒蕭白」
- 解 説
- 中国・唐代、大の酒好き詩人として知られる李白が両脇から童子たちに支えられている姿が描かれている。はっきりとした李白の表情からは、まだまだ酔えそうといった雰囲気が感じられる。
曾我蕭白(1730 - 1781年)は江戸時代中期の画家で、丹波屋あるいは丹後屋という京都の商家に生まれる。本姓は三浦氏、名は暉雄。蕭白のほか蛇足軒、虎道、鬼神斎などと号しました。京狩野の流れをくむ高田敬輔に師事したとされる。伊勢地方を遊歴し現在でも多くの作品が伊勢にのこっています。
蕭白は自らを曾我派の末裔を自称し、中国の故事人物など伝統的な主題を多く描いた。敬輔の奇抜で大胆な画風を学び、それを昇華させた蕭白の作品は、主観と個性を前面に押し出したエキセントリックな表現が特徴です。