李禹煥(LEE U-fan)
李禹煥(リーウーファン)は、1936年に韓国慶州南道に生まれる。
1956年に来日、哲学を学んだのちに美術に転じ、
1960年代末の「もの派」の理論・実践のリーダーとなり、現在、
日本の現代美術のみならず、世界的に注目を浴びている芸術家です。
―李禹煥の芸術観を五感全部で感じられる空間、そして作品群―
「作品はエネルギーを蓄えた矛盾を含み可能性を持つ生命体でありたい。
一筆のストローク、一個の石、一枚の鉄板の状態は、
それらが他との対応において、力に漲る生きもののそれでなくてはならない。
用いる素材の力が重要であり、
更には素材同士やあたりの空間との照応する関係項として働くものでなくてはならない。
このようにして作品は現実と観念を呼吸しつつまたそれらに影響を与えるものとなる。」
-Lee U-fan-