「鶏図-6」
伊藤若冲 解説ページ
画像をクリックすると拡大してご覧いただけます。
- 作家名
- 伊藤若冲
- 作品名
- 「鶏図-6」
- 寸 法
- 本紙:110.6×30.2 cm
総丈:179.0×41.9 cm - 手 法
- 紙・墨
- 備 考
- ・画面左に白文方印「藤女鈞印」・朱文円印「若冲居士」
- 解 説
- 伊藤若冲(1716-1800)は、江戸時代中期の京都で活躍した画家。
若冲は、それまでの日本の絵画にない奇抜なモチーフ、独特な画面構成により、奇想の画家として、また江戸美術を代表する画家の一人としてよく知られています。名は汝釣、字は景和。斗米庵、米斗翁、心遠館、錦街居士などと号しました。京都錦小路の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、数え年で23才の時に父親の死去に伴い家業を継ぎます。その後、40才の時に弟、白歳(はくさい)に家督を譲り、絵画制作に没頭。
江戸中期の京都においてその個性的な画風は異彩を放ち、大きな評判を呼びました。天明八(1788)年の京都大火で被災し、一時大坂に滞在したものの、晩年には京都市伏見区の深草にある黄檗寺院、石峰寺の門前に隠棲し、晩年を過ごしました。