「花に時鳥」
葛飾北斎
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- 作家名
- 葛飾北斎
- 作品名
- 「花に時鳥」
- 寸 法
- 本紙:46.5×16.2 cm(扇面)
全図:125.0×61.4cm - 手 法
- 紙・墨・彩色
- 制作年
- 文政8年(1825年)
- 備 考
- ・画面右に「為一筆」・印(印文不明)
・細見良(細見美術館初代館長)旧蔵
・『The Harari Collection of Japanese Paintings and Drawings』(刊:Lund Humphries Publishers Limited 1970年)掲載作品No.124 - 解 説
- 葛飾北斎(1760-1849)は、江戸時代後期を代表する浮世絵師です。
19歳で勝川春章に弟子入り、「勝川春郎」の画名で画界に登場しました。以降、「宗理」、「画狂人北斎」、「戴斗」、「為一」、「画狂老人卍」と改号を繰り返しながら、70年もの長きにわたって絵画制作を続けました。北斎は、通常の絵師とは大きく異なり、常に新たな画法を探り、独自の画様式を確立しては、年代ごとに傾注する題材や分野をも変え続けていました。
また北斎の浮世絵は、モネ、ドガ、ゴッホら印象派およびポスト印象派の画家や、フランスを中心としたジャポニズムへも影響を与えました。これらのことから、北斎は画家として、世界的に高く評価されています。