
「布袋壽老蹴鞠(双幅)」
白隠慧鶴 白隠の解説ページ☜
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- 作家名
- 白隠慧鶴
- 作品名
- 「布袋壽老蹴鞠(双幅)」
- 寸 法
- 本紙:各113.5×28.0 cm
総丈:各188.8×34.1 cm - 手 法
- 紙・墨
- 制作年
- 白隠70代
- 備 考
- ・右幅:画面右に関防印「顧鑑咦」
・印「惠隺之印」・「白隠」
【賛】「布袋鞠をける所」・「壽」
・左幅:画面左に関防印「顧鑑咦」
・印「白隠」・「惠隺之印」
【賛】「福禄お里しき暮一暮一」
・細川護貞(熊本・細川家)旧蔵
・紫藤章旧蔵
・『白隠禪画墨蹟』(芳澤勝弘監修・二玄社、2009年)に類似作品掲載(p268/No.341,342) - 解 説
- 白隠慧鶴(1685~1768)は、静岡県(駿河国)の生まれ。
白隠はその功績から「駿河には、すぎたるものがふたつあり、冨士のお山に原の白隠」と称される江戸中期の臨済宗の僧です。諱は慧鶴、号は鵠林、闡提窟。諡は神機独妙禅師、正宗国師。15歳の時に駿河の松蔭寺で出家。その後、諸国を行脚した後、32歳で松蔭寺に戻り住職となり、42歳で悟りを開きました。
白隠の会下には多くの修行僧が集まり、東嶺円慈、遂翁元盧、峨山慈棹、葦津慧隆、斯経慧梁、提洲禅恕らの多くの門下を世にだしました。また白隠は、それまでの公案郡を整理し、体系化したことにより、日本臨済禅中興の祖と称されています。