「円相」
東嶺円慈(東嶺圓慈)
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- 作家名
- 東嶺円慈(東嶺圓慈)
- 作品名
- 「円相」
- 寸 法
- 本紙:27.0×48.0cm
総丈:110.0×51.0㎝ - 手 法
- 紙本・墨
- 備 考
- ・画面左下に「東嶺書(花押)」・印「東嶺」、「圓慈」
・賛文「雲門大師來也」 - 解 説
- 禅における円相は、悟りや真理、宇宙全体などを象徴的に表現したものとされるが、その解釈は見る人々に任される。
本作は碧巌録中の「雲門大師来也」の賛が添えられている。
東嶺圓慈(1721年/享保6年-1792年/寛政4年)
近江国神崎郡小幡村(現・滋賀県東近江市五個荘小幡町)に生まれる。
父は薬屋を営んでいた中村善左衛門。
古月禅材と出会い、出家を志す。
その後、白隠慧鶴(1686-1769年)の下で修行を積み、29歳のときに白隠より印可を授かる。
1760年、駿河の龍沢寺創建。遂翁元盧とともに、白隠の弟子として有名。