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「黄山谷図」

曽我蕭白

  • 「黄山谷図」
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作家名
曽我蕭白
作品名
「黄山谷図」
寸 法
本紙:119.8×57.2cm
総丈:175.5×65.9cm
手 法
絹本・墨
制作年
18世紀
備 考
・画面右に「曾我蕭白画」・印章「鸞山」(白文方印)
解 説
高士とその背後に添えられている蘭から、北宋の詩人である黄庭賢を描いた作品であることが確認出来ます。この黄山谷愛蘭図は、陶淵明の愛菊、周茂叔の愛蘭、林和靖の愛梅とともに四愛図と称され、古来より好んで描かれました。黄庭賢は洪州分寧(現在の江西省)の人。山谷道人と号したことから黄山谷と称される。師である蘇軾と共に宋の四大家に数えられ、また二十四孝のうちの一人として知られている人物です。
衣文線は、荒々しく特徴的に、それとは対照的に穏やかな表情をした黄山谷が描かれています。
曾我蕭白は江戸時代中期の画家で、丹波屋あるいは丹後屋という京都の商家の生まれ。本姓は三浦氏、名は暉雄。蕭白のほか蛇足軒、虎道、鬼神斎などと号しました。
京狩野の流れをくむ高田敬輔に師事したとされ、29~30歳ころと35歳ころに伊勢地方を遊歴し現在でも多くの作品が伊勢にのこっています。
蕭白は自らを曾我派の末裔を自称し、中国の故事人物など伝統的な主題を多く描いた。
敬輔の奇抜で大胆な画風を学び、それを昇華させた蕭白の作品は、主観と個性を前面に押し出したエキセントリックな表現が特徴です。
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