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七絶五行書「坐蒙古山有憾」

仙厓義梵

  • 七絶五行書「坐蒙古山有憾」
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作家名
仙厓義梵
作品名
七絶五行書「坐蒙古山有憾」
寸 法
本紙: 71.5×71.2㎝
総丈:133.9×84.3㎝
手 法
絹本・墨
備 考
・画面左下に落款「厓菩薩」
※蒙古山は福岡市西区にある標高158mの山。元寇の際、暴風に遭って壊滅した蒙古軍の陣没者を葬ったと伝わる。

(白文)「憶昔胡元寇九州/樓船十萬欲加/憂 神風那識東/南起 蒙古山高/是髑髏」
(訓読)「憶う昔、胡元の九州を寇するを楼船十万、憂いを加えんと欲す
     神風、那(なん)ぞ識らんや、東南に起こることを蒙古山の高きは、是れ髑髏なり」
解 説
本作は、「蒙古山詩」の名で知られるもので、本詩を揮毫したものが数点遺っている。1274年(文永11)と81年(弘安4)の2度にわたって行われた元寇の際に、九州に舟十万がおしよせるも、東南の神風が吹き、元軍に大きな損害を与えたという伝承を詠ったもの。蒙古山が高いのは、戦いに敗れた兵士たちを葬ったからだと締めくくる。

仙厓義梵(1750-1837)は、江戸時代の臨済宗の禅僧、画家。
美濃国で生まれ、11歳の頃に臨済宗の僧となり、19歳になり行脚に出る。後に月船禅彗の門下に入り、32歳で印可を受け、再び行脚の旅に出る。39歳の時に博多の聖福寺の盤谷紹適の法嗣となり、聖福寺住持を23年務める。88歳で遷化するまでに、多くの洒脱・飄逸な絵画(禅画)を残した。
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