「墨竹図」

仙厓義梵

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作家名
仙厓義梵
作品名
「墨竹図」
寸 法
本紙:88.5×29.3㎝
総丈:176.4×35.4㎝
手 法
紙本・墨
備 考
・画面上に花押・印「仙厓」
・賛「□松雪竹個人家」
・幻住庵韜光箱
※臨済宗の僧。福岡市幻住庵住職。竹皮と号す。
 幻住庵には仙厓が晩年隠居した虚白堂があり、
 多くの作品が所蔵されている。
解 説
仙厓の得意とした墨のみで描かれた墨竹図。風に幹や葉をしならせ、なびく様を巧みに描いている。
竹は古来より冬の風雪にも緑を失わないところから君子にたとえられ、文人たちは好んで画題として取りげてきた。仙厓もまた竹を好んで描いている。

仙厓義梵(1750-1837)は、江戸時代の臨済宗の禅僧、画家。
美濃国で生まれ、11歳の頃に臨済宗の僧となり、19歳になり行脚に出る。後に月船禅彗の門下に入り、32歳で印可を受け、再び行脚の旅に出る。39歳の時に博多の聖福寺の盤谷紹適の法嗣となり、聖福寺住持を23年務める。88歳で遷化するまでに、多くの洒脱・飄逸な絵画(禅画)を残した。

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