岡岷山(1734-1806)は、 江戸時代中期の画家。名は煥、字は君章。通称は利源太。画は、はじめ狩野派で広島藩の御用絵師であった勝田幽渓に学び、のち宋紫石に師事。中国清代の画家である沈南蘋風の密画をよくし、広島藩七代藩主である浅野重晟に仕え、藩の御用絵師として活躍するかたわら、門人の指導にあたった。累進し奥詰となったが、藩主重晟の隠居に際してこれを辞し、重晟の近習から近習詰頭取に就任。また岷山は、藩の御用絵師として領内各地を観察写生し、藩主や諸家の求めに応じて多くの画を描き、絵画を志す人々の指導にあたったとされる人物です。

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