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「鍾馗坐禅画賛」

遂翁元盧

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作家名
遂翁元盧
作品名
「鍾馗坐禅画賛」
寸 法
本紙:85.8×27.2㎝
総丈:143.5×35.9㎝
手 法
紙本・墨
備 考
・画面右に印章「盧印」「浮嶋」
・賛 引首印「曹溪一滴」 「趺坐安禅骨脊梁/敬珍□劔擲牀□/不須向外除妖□/好照真源絶思量」・印章「紹鑑」
解 説
長い髭を蓄え、中国の官人の衣装を着た姿で結跏趺坐をする鍾馗の姿が描かれている。本作は、遂翁元盧の描いた鍾馗坐禅図で、鍾馗は、唐時代に実在した人をモデルにしたと云われる中国の邪鬼をはらう神。
眉や髭、毛髪などは淡墨の勢いのある筆で描かれ、面貌や衣文などは一筆で端的にあらわされています。

遂翁元盧(1717-1790)は、江戸時代中期の臨済宗妙心寺派の僧。白隠慧鶴の弟子で、静岡県沼津市松蔭寺住職を継いだ人物。はじめは慧牧と称し、後に遂翁と改める。また浮島とも称しました。諡号(しごう)は宥恵妙顕禅師。
30才を過ぎて白隠禅師に謁し、師事する。同門の東嶺円慈と共に鵠林門下の二神足と称され、その禅風は「微細東嶺、大器遂翁」と評されるが、遂翁の書画は、大胆な筆遣いと豪放さが特徴である東嶺に対し、師である白隠を謹直に学ぶ姿勢がみてとれます。
遂翁は、坐禅、読経を行わず、人付き合いを避け、飲酒、書画、囲碁を好む風狂な人物であったとされ、池大雅との交友もあったと伝えられます。
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