「墨梅図」

維明周奎

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作家名
維明周奎
作品名
「墨梅図」
寸 法
本紙:105.4×27.3cm
総丈:177.3×38.0cm
手 法
紙本・墨
備 考
・画面左に印「周奎」「維明」
※維明周奎(1731~1808)
江戸後期の臨済宗の僧。相国寺山内慈雲院の梅荘大典顕常(1719~1801)
について文字を学び、宝暦11年、山内光源院16世の席を嗣ぐ。
享和3年、相国寺において115世として視篆開堂。
相国寺と関係の深かった伊藤 若沖(1716~1800)に絵を学び、
中でも梅を描くことに優れる。
解 説
画面左下から大きく屈折した梅の枝が伸びる、相国寺の僧であった維明周奎の手による墨梅図です。枝は面を用いた没骨の技法で描かれ、枝の先には、春の訪れを感じさせる梅の花が描かれています。禅僧の余波らしく端的に描かれた作品です。

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