菊池五山(1769-1849)は、江戸時代後期の儒者、漢詩人。讃岐国(香川県)高松の出身。名は桐孫、字を無絃、通称を左太夫という。五山の他、娯庵、小釣舎などと号した。曾祖父の菊池半隠の頃より高松藩の儒官として仕える家柄。故郷高松で詩を後藤芝山に学び、京都に遊学して柴野栗山の門に入り、天明8(1788)年、栗山が幕府に儒者として招かれたのを機に、江戸に移住し、市河寛斎の江湖詩社に参加。柏木如亭、大窪詩仏らと共に詩人として活動した。画の谷文晁、書の亀田鵬斎とともに、芸苑の三絶と称された人物。

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