大西圭斎(1773-1829)は、江戸時代後期の画家、豊前中津藩士。江戸の生まれ。名は允、字を叔明、もしくは名は弘、字を毅卿。号は圭斎、幽渓、小痴道人、一簑烟客、再生翁など。通称を又一。大西家は代々豊前中津藩の家臣であり、圭斎も江戸詰家臣として、藩主奥平昌高に仕えた。
画は、はじめ沈南蘋の風を好み、宋紫石、紫山親子と、その孫である宋紫岡に師事し、その後、谷文晁の写山楼に入門する。沈南蘋ほか、明清の画人の法を修め、花卉図や花鳥図をよくした。
圭斎が中津藩の御用絵師あったかは定かではないものの、藩命で度々中津に赴き、多くの作品を遺している。弟子に岡本秋暉・矢島群芳がいる。

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