鉅鹿民部規貞(1728-1774)は、江戸時代中後期の楽人。本姓は魏。名は皓。字は子明。君山と号した。肥前国(長崎)の出身。明楽を日本に伝えた魏之琰(1617?-1689)の四代目にあたる人物。彼は家督を継ぐ事を好まず、また自分の家の中だけで伝承されていた明楽を世に広めたいと考え、京にのぼり諸侯の前で明楽を奏した。また姫路藩主の酒井雅楽頭の扶持も受け、一時は百人もの弟子を抱えまでになり、広く明楽を公家、武士家に広めたことで知られる。鉅鹿民部は、隺亭についで、早い時期に沈南蘋流の画法を上方に伝えたが、画人としての伝記は不明です。

販売作品

works for sale

Sold out
鉅鹿民部

「松に虎図」

売却済