白川芝山
白川芝山(1759-1850)は、江戸時代中期に活躍した淡路島出身の南画家、書家。名を景皓、通称は芳介。号は芝山、大観堂や東山外史。南画風、長崎派風、或いは四条派風などを使い分けた作品が残っている。
天明2年(1782)京都に上り、白川宮主催の席画会で賞賛を受け、白川姓を許されたと言われる。文化初年(1804)に江戸へ出て、書画の塾を開き、一時、渡辺崋山(1793~1841)も入門していた。その後、大坂へ移り、一旦淡路へ戻った後、京都で没した。
芝山は出版活動も行い、書法では『歴代草書選』、俳諧では『おそみどり』、『四海句草子』を出版している。