「伊勢物語東下り」

酒井抱一

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作家名
酒井抱一
作品名
「伊勢物語東下り」
寸 法
本紙:100.0×39.7 cm
総丈:185.4×52.8 cm
手 法
絹・墨・着色
備 考
・画面右下に「抱一暉真筆」・印「文詮」
・二重箱
・前田香雪極
*前田香雪……(1841-1916)明治期に活躍した新聞記者・小説家・美術鑑定家。日本初の絵入新聞で新聞小説の草分けとして人気を博す。日本美術協会の幹部や帝室博物館役員、東京美術学校(現・東京芸大)教授を歴任。
・『酒井抱一と江戸琳派の全貌』(姫路市立美術館、千葉市美術館、細見美術館、2011年)に類似作品(p.82/No.85)
解 説
酒井抱一(1761-1829)は、江戸時代後期に活躍した画家。姫路城主である酒井忠以の弟。幼名栄八、名は忠因。抱一のほか、屠竜、雨華庵と号した。酒井家は代々文雅の理解者が多く、兄・忠以(ただざね)も茶人・俳人として知られ、酒井家藩邸は一種の文化サロンのようになっていたという。37歳のとき、西本願寺で出家。以後、「抱一」の号を終生名乗る。
絵は狩野派のほか、歌川豊春のもと浮世絵美人画や、洋風画、長崎派、さらには円山・四条派や若冲などの画法に習熟した。
なかでも大きな影響を受けたのは尾形光琳で、文化12(1815)年光琳の百回忌を営み,『尾形流略印譜』や『光琳百図』などを出版した。
華麗な装飾画法を江戸風に解釈し、優美さと質実さを備えた江戸琳派を完成させた人物である。

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