「押絵貼屏風」
狩野信吉
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- 作家名
- 狩野信吉
- 作品名
- 「押絵貼屏風」
- 寸 法
- 右隻 本紙:131.5×308.9㎝
総丈:172.7×371.1㎝
左隻 本紙:132.2×309.5㎝
総丈:172.7×371.5㎝ - 手 法
- 絹本・墨・着色・金泥
- 備 考
- ・右隻・左隻各扇に「信吉筆」・印「狩野」
- 解 説
- 本作は、狩野信吉の手による押絵貼の六曲一双屏風で、人物、花鳥、山水など様々なモチーフが十二扇描かれています。
花鳥図に見られる菊に尾長鳥図の幾何学的な画面構成と装飾性の高さなど、京狩野を学んだであろう痕跡が散見されます。
狩野信吉(生没年不詳)は、江戸時代初期の画家、狩野伊織は江戸時代初期の画家。京狩野家初である代狩野山楽の二男。狩野伊織、山益と称したことが知られている。また、晩年の狩野山雪が投獄されたのは、義理の弟である伊織の借金が原因であることが確認されており、長く狩野派内でも取り上げられることのなかった人物です。