「宇治川先陣図」
土佐派
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- 作家名
- 土佐派
- 作品名
- 「宇治川先陣図」
- 寸 法
- 本紙:18.0×68.3cm
総丈:131.2×76.8cm - 手 法
- 紙本・着色
- 制作年
- 17世紀半ば
- 備 考
- ・箱書「土佐光明筆宇治川競渡図/京都帝宝博物館出品」
- 解 説
- 本作は、「平家物語」巻第9の「宇治川先陣」に題材に描かれたもの。木曽義仲が源義経を防いだ宇治川の合戦で、源頼朝から与えられた名馬、磨墨(するすみ)に乗る梶原景季に、佐々木高綱が馬の腹帯が伸びているように見えるといい、景季が腹帯を締めなおしている間に、名馬、生食(いけづき)に乗った高綱が一足先に宇治川へ打ち入ったところを描いている。
付属する箱蓋に「土佐光明筆宇治川競渡図/京都帝宝博物館出品」の貼付があるものの、土佐光明についての詳細は不明。その画風から、17世紀の土佐派の手によるものと推測されます。