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「飛騨川」

熊谷守一

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作家名
熊谷守一
作品名
「飛騨川」
寸 法
8号P
手 法
水彩・パステル
制作年
昭和42年(1967年)  八十八才
備 考
・画面左下に「クマガイモリカズ」  
・共シール
・八十八才展覧会(於、ギャレリー・ポワン5)
・「熊谷守一 守一のこしたもの」(岐阜新聞社/2004年/p.123)に同作品の素描有
・「熊谷守一 いのちを見つめて」展出品作品(於、岡山県立美術館/2019年)
解 説
熊谷、88歳の時の作品。
残されている素描と比べてみると、熊谷の制作プロセスが見えて来ます。


熊谷守一 1880年(明治13年)~1977年(昭和52年)

初代岐阜市長の熊谷孫六郎の第七子として岐阜、付知(つけち)に生まれる。

1900年(明治33年)、東京美術学校に入学、黒田清輝・藤島武二らの指導を受ける。

熊谷が、いわゆる、熊谷様式の作品を形成しはじめるのは60才代からです。

対象物をスケッチした何枚ものデッサンから、最小限の線のみを残した下図を作成、それを支持体の板にトレース、写し取って行くという方法である。

1935年頃から試みられていた転写による作画方法が1945年頃にはトレース紙やカーボン紙を使った転写方法により、より緻密で綿密な作品構想を作り上げ、熊谷芸術を完成させます。

故に、熊谷の作品画面の中に、制作途上で作り、加えられたものはひとつも無く、忠実に写された対象物を最小限の線と色彩で描き出した作品群である。
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