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「墨蘭図」

韓天寿

  • 「墨蘭図」
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作家名
韓天寿
作品名
「墨蘭図」
寸 法
本紙:67.7×28.2cm
総丈:126.5×30.2cm
手 法
紙本・墨
備 考
■画面左下 印「韓国餘璋王裔」
■画面左中央 印「蒹葭書屋」、木村蒹葭堂旧蔵
■木村蒹葭堂(1736 ? 1802年):江戸中期の文人・コレクター。名は孔恭。書画や文学に通じ一大サロンを形成した。
解 説
淡墨で二株の蘭が描かれる、韓天寿の描いた墨蘭図。伸びやかで速度のある筆は、天寿の確かな腕が見て取れます。
蘭は四君子の一つとして数えられる植物で、姿が見えずとも香りを漂わせることから、世に隠れた高士の象徴として、文人画の好画題として古来より盛んに描かれてきました。
画面左側に捺される所蔵印から、もと木村蒹葭堂が旧蔵していた作品であることが確認出来ます。

韓天寿(1727-1795)は、江戸時代中期の書画家。本姓は青木氏、名の天寿は、字は大年、通称は長四郎、号は酔晋斎、三岳道者など。青木家の祖が百済の余璋王という伝承から自ら「韓」と称した。
15歳の時に京都で池大雅、高芙蓉と出会い、この頃に松阪で両替商などを営む中川家の養子となり松阪に移り住み、33歳で第5代中川清三郎を継ぐ。書は、はじめ江戸の松下烏石に文徴明の書法を学び、ついで沢田東江の指導を受け、王羲之、王献之の書法研究に没頭。中国から渡来した墨帖を集めその覆刻に努力し、岡寺版と知られる墨帖を刊行、墨帖出版の新しい技術を開発した。一方、南画、篆刻にも秀で、広く風雅の道に通じた。
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