「寿山萬丈長」
山田無文
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- 作家名
- 山田無文
- 作品名
- 「寿山萬丈長」
- 寸 法
- 本紙:132.0×34.2cm
総丈:197.0×44.5cm - 手 法
- 紙本・墨
- 制作年
- (年次不詳)12月14日
- 備 考
- 本作は、山田無文の手による墨蹟で、「寿山萬丈長」と揮毫する。長寿の象徴である寿山のように万丈(一丈の万倍)のように長いという、非常におめでたいという意を表したもの。
山田無文(1900‐1988)は、昭和時代に活躍した臨済宗の僧。愛知県の出身。俗名は長次郎、室号は通仙洞、太室とも称した。大正二年(1913)上京、早稲田中学を経て東洋大進み、河口慧海に参禅、のち臨済宗大学(現在の花園大学)に編入、卒業後、妙心僧堂に掛塔するが、後に天龍僧堂に転錫、関精拙に参禅し、その法を嗣ぐ。昭和24年(1949)妙心寺霊雲院住持、花園大学学長となり、昭和28年(1953)には、神戸祥福僧堂の師家に就任。昭和53 年(1978)には、臨済宗妙心寺派第24代管長となった人物。平易な説法で知られ、戦没者慰霊などにも尽力した。