
作家名
作品名
「森長以宛消息」
寸 法
本紙:7.3×48.2cm
総丈:100.3×51.4cm
総丈:100.3×51.4cm
手 法
紙本・墨
制作年
3月9日付
備 考
・聖一国師(1202‐1280)…円爾(えんに)弁円 …鎌倉時代の禅僧。
・霊石如芝(りょうせきじょし)(1245または1246‐没年不詳)…南宋の僧。
・森長以…人物不詳。
・霊石如芝(りょうせきじょし)(1245または1246‐没年不詳)…南宋の僧。
・森長以…人物不詳。
解 説
【読み】
貴札并霊芝之
墨跡拝見仕候
聖一国師真
筆之由此方ニも
御入候まゝ見合申候
賛事無之候
□《(併カ)》印無之候間銀五六拾ならハ可
有御取候かんにん物
にて御入候其以後
御ゆかしさ相積候
恐惶かしく
古織部
三 九日 重然(花押)
森長以さま
廻答
【口語訳】
お手紙と霊石如芝の墨蹟を拝見しました。聖一国師(円爾弁円)は真蹟とのことですが、私も持っていますから、要りません。賛はありません。印はありませんので、銀子五、六十枚なら手に入れられたらよいでしょう。真物です。その後ご無沙汰しておりますが、お目にかかりたく思います。
貴札并霊芝之
墨跡拝見仕候
聖一国師真
筆之由此方ニも
御入候まゝ見合申候
賛事無之候
□《(併カ)》印無之候間銀五六拾ならハ可
有御取候かんにん物
にて御入候其以後
御ゆかしさ相積候
恐惶かしく
古織部
三 九日 重然(花押)
森長以さま
廻答
【口語訳】
お手紙と霊石如芝の墨蹟を拝見しました。聖一国師(円爾弁円)は真蹟とのことですが、私も持っていますから、要りません。賛はありません。印はありませんので、銀子五、六十枚なら手に入れられたらよいでしょう。真物です。その後ご無沙汰しておりますが、お目にかかりたく思います。