「墨菊図」
楊石然
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- 作家名
- 楊石然
- 作品名
- 「墨菊図」
- 寸 法
- 本紙:143.3×36.2cm
総丈:211.5×49.2cm - 手 法
- 絹本・墨
- 備 考
- ・画面右上に関防印「樹春画」
・賛「一朶東籬昌 雨開 平壌 楊石然」
※東籬=菊
・画面上に印「石然」「楊基薫印」
※楊基薫(1843~?)宮中所属の画家 - 解 説
- 賛は「一条東籬昌 雨開」と書かれている。
東籬はもともと東の垣根のことをいい、菊と合わせて使われることが多い。
朝鮮民画において菊は、10月と秋を示唆し、喜びと安居を象徴する。
秋をテーマにした吉祥画と考えられる。
楊石然(1843-1897年)
朝鮮の画家。中和の生。名は基薫、字は穉南、別号に浿上漁人等。
平壌に居住し、芦雁の名手として知られていた。李朝末期をかざる職業画家の一人。光武元年(明治30・1897)歿、54才。