「明治初期美人画」
伝 五姓田芳柳
上の画像はクリックすると拡大してご覧いただけます。
下の画像はクリックすると上の枠に表示されます。
- 作家名
- 伝 五姓田芳柳
- 作品名
- 「明治初期美人画」
- 寸 法
- 本紙:75.2×26.9cm
総丈:168.8×29.0cm - 手 法
- 絹本・着色(ベロ藍)
- 制作年
- 明治初め
- 解 説
- 幕末から明治初期に描かれた美人画で、横浜絵の影響下にある作品で、着物をきた女性を描いています。横浜絵とは、安政6年(1859)に開港した横浜を舞台に、異国風俗を紹介することに重点をおいて描かれた、幕末開化期の浮世絵の一種。同じく異国趣味を題材にしていた長崎絵に準じて名付けられました。
中でも、五姓田芳柳や中山年次などは、写真を基に画面に筆で陰影を付けながら肖像や日本風俗を写実的に描くという手法を編み出し、これらも総じて横浜絵と称せられています。
本作には、ベロ藍と称される紺青を用いており、深い藍色が特徴的な作品です。