「夢」

稲葉心田

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作家名
稲葉心田
作品名
「夢」
寸 法
本紙: 69.9×30.3㎝
総丈:145.3×32.9㎝
手 法
紙本・墨
備 考
・画面右上に関防印「明歴々」
・画面左に「国泰心田」・印「國泰沙門」「心田」
・共箱(甲書「夢一字」・蓋裏「国泰心田題」・印「心田」)
解 説
稲葉心田の手による「人生は畢竟(ひっきょう)夢なり」という意味を託し、揮毫した「夢」の墨蹟。この「夢」の墨蹟は、追悼の茶会に多く用いられます。


稲葉心田(1906-1986)は、日本の臨済宗の僧。道号は心田、法諱は元明。室号は蟠龍窟。俗姓は稲葉。愛知県葉栗郡の出身。14歳のときに、当時台湾の臨済護国寺に住していた山崎大耕老師について得度し、昭和4年(1929)、京都天龍僧堂に掛塔し、関精拙老師に参禅。のち大耕老師の法を嗣ぐ。同15年、天龍寺塔頭慈済院の住職を経て、国泰寺派管長ならびに僧堂師家に就任した人物。

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