韓天寿(1727-1795)は、江戸時代中期の書画家。本姓は青木氏、名の天寿は、字は大年、通称は長四郎、号は酔晋斎、三岳道者など。青木家の祖が百済の余璋王という伝承から自ら「韓」と称した。
15歳の時に京都で池大雅、高芙蓉と出会い、この頃に松阪で両替商などを営む中川家の養子となり松阪に移り住み、33歳で第5代中川清三郎を継ぐ。書は、はじめ江戸の松下烏石に文徴明の書法を学び、ついで沢田東江の指導を受け、王羲之、王献之の書法研究に没頭。中国から渡来した墨帖を集めその覆刻に努力し、岡寺版と知られる墨帖を刊行、墨帖出版の新しい技術を開発した。一方、南画、篆刻にも秀で、広く風雅の道に通じた。

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韓天寿

「墨蘭図」

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