徳力冨吉郎(1902-2000)は、明治時代末から平成時代にかけての版画家。徳力家は代々西本願寺絵所の家系で12代目として生まれる。幼くして、山本春挙に画を学ぶ。大正9年(1920)には、京都市立絵画専門学校に入学、入江波光に日本画を学び、卒業後は土田麦僊、鹿子木孟郎らに師事した。国展にて樗牛賞、国画賞を始め、多くの賞に輝く。