中原南天棒
中原南天棒(1839-1925)は、鄧州全忠のこと。明治時代から大正時代にかけて活動した臨済宗の僧侶で、長崎県の生まれ。諱は全忠、字は鄧、別号に白崖窟。晩年は西宮・海清寺に住した。自ら山中で切り出した南天の棒を携え、全国の禅道場を巡っては修行者を容赦なく殴打したことから、南天棒と称された人物。在家者への教導にも力を注ぎ、山岡鉄舟、乃木希典、児玉源太郎などが彼の影響を受けたことでも知られる。禅をモチーフにした意匠的で親しみやすい禅画を多く遺しました。
中原南天棒(1839-1925)は、鄧州全忠のこと。明治時代から大正時代にかけて活動した臨済宗の僧侶で、長崎県の生まれ。諱は全忠、字は鄧、別号に白崖窟。晩年は西宮・海清寺に住した。自ら山中で切り出した南天の棒を携え、全国の禅道場を巡っては修行者を容赦なく殴打したことから、南天棒と称された人物。在家者への教導にも力を注ぎ、山岡鉄舟、乃木希典、児玉源太郎などが彼の影響を受けたことでも知られる。禅をモチーフにした意匠的で親しみやすい禅画を多く遺しました。