「枯木叭々鳥図」

与謝蕪村

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作家名
与謝蕪村
作品名
「枯木叭々鳥図」
寸 法
本紙:122.2×49.0cm
総丈:207.3×72.2cm
手 法
絹本・墨・着色
制作年
1761年(蕪村46歳)
備 考
・画面左下に「辛巳春写於三菓軒中/謝長庚」・印「東成」・「春星氏」
・『与謝蕪村 翔けめぐる創意』(MIHO MUSEUM/2008年/図版No.43)に類似作品有り。
・『蕪村全集(九)』(p.54)に本作に関して、下記の記述有り。
 「枯木叭々鳥図」(絹本淡彩 一幅)。落款 「辛巳春写於三菓軒中 謝長庚」
解 説
蕪村が宮津から京都へ戻ってきた数年後の宝暦11年、46才の時に描かれた叭叭鳥図。
背景に淡い藍が施され、広い大地の岩の上で鳴き声をあげる叭叭鳥が表現されている。
蕪村は生前多くの叭叭鳥を描き、「鳶・鴉図」(北村美術館蔵・重要文化財)へと到達していく。

与謝蕪村
享保元年(1716年)摂津国毛馬村(現、大阪市都島区)に生まれる。
20才で江戸に下り、早野巴人に弟子入り、俳諧を学ぶ。
30才後半から「朝滄・四明」の号で画作を始める。
42才で京に戻り、その後、俳諧は「夜半亭」の号で、「謝春星・謝長庚」の号で多くの作品を手掛け、天明3年(1783年)12月25日没した。

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