「七言『十字街頭乞食了』」

良寛

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作家名
良寛
作品名
「七言『十字街頭乞食了』」
寸 法
本紙:131.1×48.3 cm
総丈:203.4×61.1 cm
手 法
紙・墨
備 考
・画面左下に「良寛書」

【読み】
十字街頭乞食了八幡宮/辺方徘徊児童相見共相/語去年痴僧今又来 

【読み下し文】
十字街頭に乞食し了って
八幡宮邊、方に徘徊す
児童相見えて、共に相語る
去年の癡僧、今又た来たる

・『良寛墨蹟大観 第二巻 漢詩篇(二)』
 (中央公論美術出版/1994年)
 掲載作品No.153
・『第6 回吉備文化展 良寛』
 出品作品No.35(於、岡山美術館/
 1971 年)
解 説
良寛(1758年–1831年)は江戸時代後期の曹洞宗の僧。
また詩人・書家としても知られている。越後出雲崎生。
幼名栄蔵。号は大愚。
若くして出家し、備中玉島円通寺の大忍国仙の下で厳しい研鑽を積む。
諸国行脚ののち1793年頃故郷へ戻り、五合庵を拠点に隠遁生活を始める。
清貧な生活の中で、自然や子どもたちとの交流を題材にした詩歌を数多く残した良寛は、特にその書を通じて禅の精神を体現し、現在に至るまで高い評価を受けている。

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