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「双鶴図」

隺亭

隺亭

鶴亭

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作家名
隺亭 隺亭 鶴亭
作品名
「双鶴図」
寸 法
本紙:113.0×39.9㎝
総丈:193.0×50.0㎝
手 法
絹本・墨
制作年
1779~1782年頃
備 考
・画面左に「檗峰隺亭光」・画面左印「隺亭圖書」・「方外游士」
・画面右に印「不必在遠」
・二重箱
解 説
本作は、隺亭の得意とした鶴を描いた作品で、土坡の上に立つ二匹の鶴が描かれている。背景を薄墨で掃き、輪郭線を薄くとり、その内側を白く塗り残すことで身体を表現しています。本作のような簡略な筆遣いで描く鶴図は隺亭晩年の作品に見られる表現です。画面左には、竹が配されており、中央上部へと高く伸ばすことで画面の奥行きを表現してます。

隺亭は、江戸時代中期の黄檗僧である海眼浄光(1722-1786)のこと。道号は玄峰、恵達、のち海眼。法諱は淨要、淨光、淨博。画号は鶴亭が有名だが、ほかに如是道人、如是主人、米寿翁、白羊山人、南窓翁、墨翁、五字庵などがある。
長崎の聖福寺四代目岳宗の法嗣。初め同寺の僧。25歳の時に師が没すると僧籍を離れ、沈南蘋の直弟子である熊斐の門下となり、彩色写生風の花鳥画を学び、独特の画風を確立。その後、黄檗僧に復帰し、萬福寺塔頭の輪流十三院のひとつである紫雲院第6代住持となり、紫雲院で15年過ごす。聖福寺の住持を請われたがこれを固辞。大坂に向い、ついで江戸に出る。幼時より絵を好み、花鳥画、蘭、竹の水墨画を得意とした。
また木村蒹葭堂や、柳沢淇園、池大雅、黄檗僧の大鵬正鯤、聞中浄復などと親しく交友し、京坂地方に沈南蘋の画風を広め、江戸後期の画壇に写実主義の風潮がひろまる契機となった人物である。
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