- 作家名
- 尾形宗謙
- 作品名
- 「書状」
- 寸 法
- 本紙:29.2×31.2㎝
総丈:117.0×43.3㎝ - 手 法
- 紙本・墨
- 制作年
- 九月十四日
- 備 考
- ■画面左下に宗謙花押
■不二文庫旧蔵(二重箱外箱裏面に印「不二文庫」)
■『日本書籍大鑑 第十九巻』(1980/講談社刊/小松茂美著)掲載作品№44
■『日本書流全史 下(図録)』(1970/講談社刊/小松茂美著)掲載作品№1455
※尾形宗謙(1621~1687)
京都出身の書画家・商人。尾形光琳・乾山の父。初名は主馬、字は子伯、
浩斎と号、屋号は「雁金屋」。尾形家四代宗甫の末弟でその跡継ぎとなり、
東福門院や江戸城大奥の御用を務めた。書を父及び光悦の高弟小島宗真に
学び、光悦流の名として知られる。また絵は狩野派を山本素軒に学んだ。
能楽や茶の湯も能くした。貞享4年(1687)歿、67才。
【読み】
御礼の如く、昨日は申し承り、忝く存じ候。
二色(品の意)の物、則ち、取りに進め申し候。
此の者に下さるべく候。御むつかしき儀、適当
に存じ候。尚、貴面の時を期し候。恐惶謹言。
猶々、御念入りの使、忝く候。以上。 猶々御念入之使
忝候以上
如御礼昨日者申承
忝存候二色之物
則取 進申候此者
可被下候御むつかしき儀
過當 存候尚期
貴面之時候恐惶謹言
九月十四日 (花押)
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