ギャラリー創 作品紹介 「登竜門図」

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作家名
円山応挙
作品名
「登竜門図」
寸 法
本紙:103.0×33.2cm
総丈:187.4×48.1cm
手 法
絹本・淡彩
制作年
1787年
備 考
・画面右下款記「天明丁未初夏写」
・印「応挙之印」、「仲選」
解 説
  一匹の鯉が激流の滝に逆らい泳ぐ様が表されている。竜門を登ることのできた鯉は龍になるという故事をもとにしたもので、この画題は日本でも古くから吉祥の画題として盛んに描かれました。
 本作は、応挙の得意とする鱗一枚一枚まで丁寧に描れた鯉、その勢いを表すかのように直線的に表現された滝は、写生を重んじた応挙の真髄を見ることが出来る作品です。「天明丁未初夏写」の款記から、金比羅宮の「遊虎図襖」や大乗寺の「郭子儀図襖」と同じ天明七年(1787)、応挙55才の時に制作されたことが確認出来ます。
 江戸中後期にかけて京都で活躍した円山応挙は、中国画や西洋画の技法を取り入れつつも、自然や事物の美しさをありのままに描く「写生」をもとにした画風で一世を風靡しました人物です。その繊細で親しみやすい画風は、それまでの狩野派を主流とした日本の絵画観を一変させ、近代京都画壇の原点ともなった円山派を確立しました。

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