「雪竹図」
作家名
江馬細香
作品名
「雪竹図」
寸 法
本紙:125.9×42.3cm
総丈:188.2×58.0cm
手 法
絹本・墨
制作年
文久元年(1860年)
備 考
■画面右上に関防印「酔墨」
■賛「窓前雪壓玉琅?。戯執紫毫双手寒。七十年来苦心処。天開粉本借儂看」「庚申冬日為 三冝楼主人 七十四嫗細香」、印「江女??」「細香居士」
解 説
雪の積もる竹の様子を墨のみで表現する。本作は、江馬細香の手による雪竹図です。背景に薄墨を掃き、白く塗り残すことで雪の積もる様を表現している。本作に附される賛文は、細香の詩文集である『湘夢遺稿』に記載されており、細香が35歳の時の「題画」に「二十年来苦心の処、天は粉本を開きて儂に借して看しむ」とあり、自然の中に手本を見つけられたことが出来た喜びを詠み、細香にとって自然の中での写生がいかに重要であったかを窺うことが出来ます。
対して本作品では「二十年来苦心処」を「七十年来苦心処」に書き換えており、細香が生涯を通じて「雪竹」の描写にこだわりを持っていたことが窺えます。

江馬細香(1787~1861)は、江戸後期の漢詩人、文人画家。美濃大垣藩の医師である江馬蘭斎の長女。名は多保、号は湘夢、箕山。字は細香。幼い頃から漢詩・南画に才能を示し、文化一○年(1813)には、遊歴中の頼山陽と出会い、以後師事して詩文を学ぶ。画は玉?(1751~1814)、浦上春琴(1779~1846)に師事。詩の師、頼山陽とは深い敬愛のもとに終生交際を続けている。同郷の女流漢詩人、梁川紅蘭(1804~1879)と併称された。
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