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「狗児」

前田青邨

  • 「狗児」
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作家名
前田青邨
作品名
「狗児」
寸 法
本紙:114.6×38.4㎝
総丈:205.4×53.5㎝
手 法
紙本・金泥・墨・淡彩
制作年
1950年前後
備 考
・画面左下に「青邨」・印「青邨」
・共箱(二重箱)
   
解 説
柔らかい線で描かれた輪郭と淡い墨のたらし込みはあたかも琳派を思わせる。
口や目などにわずかな金泥が使用されていおり、柔らかい印象のなかに華やかさを与えている。

青邨は大和絵の伝統を深く学び、歴史画を軸に肖像画や花鳥画にも幅広く作域を示した。
とりわけ武者絵の精密な描写は有名であるが、本作のような美しい描線とたらしこみを用いた手法も青邨特有のものである。


前田青邨(1885 - 1977年)は岐阜県生。梶田半古の門下で巽画会・紅児会に参加する。小林古径、安田靫彦と共に日本美術院の三羽ガラスといわれた。

晩年には、法隆寺金堂壁画の再現模写や高松塚古墳壁画の模写等、文化財保護事業に携わり、その遺志は、青邨の弟子の平山郁夫等にも引き継がれている。
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